最近買ったイヤホン・ヘッドホン

今年に入ってまたオーディオも結構買ったなぁと思ったのでまとめてみるというだけ。

 

 

まずはヘッドホン。

 

SENNHEISER HD25

 

DJ機材を集めてる最中に気になって購入したヘッドホン。

ミッドからローにかけて良く出てくるのでリズムが取りやすく愛用される理由も納得。

ただリスニングに向いているかというとおすすめしないです。側圧強めのオンイヤー小さめイヤーパッドなので、連続で付けて1時間もすれば耳が痛くなります。

DJ中にバスのBPMを取る、必要なメロを追うには十分すぎるサウンドは出てくれるのと、片耳がけも楽にできるので魅力満載。

ぶん投げようが叩きつけようが壊れない、壊れてもパーツがバラで売ってるのも魅力。

ハウス系を聴くときにHD25で聴くと気持ち良く鳴ってくれてリスニング用途でも楽しいです。

ただまぁ、難点を上げるならハイの刺さりかたが他と比べて強めなので鼓膜にダメージ残るな~とは感じます。外したらキーンってする。

 

 

audio-technica ATH-PRO5X

 

春の値上げ前に慌てて買っておこうと買ったヘッドホン。

ヘッドバンドの安定性や、長さ調整の取り回しの良さはいいですが、肝心のサウンドはかなりクセがあります。

エージング後ならモニターでも良いというレビューも見受けられましたが、自分はモニター用途なら避けたほうがいいのでは…という感想。

ローの出方は良いとしても、ミッドがガランと抜けたような印象。

その分空気感は感じられて、密閉型にしてはスッキリ聞こえますが、なにせ生楽器系のサウンドは印象が弱く感じられてしまいちょっと残念。

 

大事に使うヘッドホンにはならないかな~という感じ。ミキサーやシンセの音出し確認時にガツガツ使って、壊れたらヘッドバンドだけパーツ取りにしてしまおうと思ってます。

イヤーパッドはオーバーイヤーですっぽりハマって、片耳がけもすんなりいくし、全体的な品質が良いだけに、サウンドが残念。

 

 

PHONON SMB-02

 

キックスターターでPHONON 4400のクラウドファンディングがあり、その中にSMB-02を含め他の機種も返礼品にラインナップされていたため、4400と合わせて買いました。定価よりお得に買えてホクホク。

SMB-03とどっちにしようかなと、秋葉原のeイヤホンで視聴だけして、取り回しの良さや着脱ケーブルなどのメリット面はSMB-03に軍配が上がるものの、サウンドを比べたときにいい意味での特徴のなさがSMB-02のほうが良かったため、こちらを購入。

オンイヤーでイヤーパッドはすぐボロボロになりそうな感じではありますが、側圧はちょうど良く、装着感も良い。片耳がけも楽。

ミッドが強く出てくるものの、ハイもローもバランス良く鳴っているので、マスタリングなんかをやるなら手持ちの中ならSRH1840で音圧を測って定位感をSMB-02で取るみたいな使い方をしたいなーと。

とはいえ、弱点がないかというと、ハイの鳴り方は少し違和感があります。ボーカルものだと芯のない鳴り方に聴こえる。オールジャンルは流石に無理ですが、インストものを聴くにはうってつけ。UKガラージとかだとなおよし。

SMB-03もそのうち欲しいな~とも思ってしまい、どうせならクラファンの時に買っておけばよかったと後悔中。わがままを言えば、SMB-03の構造でSMB-02のサウンドが出れば文句なし。

SMB-03は比べてしまうと籠もった、トーンを絞ったような音のため、売り文句の演奏者のモニタリングという点から見れば長時間使って耳が疲れないヘッドホンという感じでリスニング的にはどうだろうかなと。

12月頃に4400も届くはずなので楽しみ。PHONONのヘッドホンはこれから比較の参考にしようと思います。

どうせ視聴参考やるならMDR-CD900STMDR-7506のどっちかは持っておけと自分でも思いますが興味がなくてぇ…。

 

 

 

final E1000C

 

次はイヤホン。

マイクコントローラー付きの低価格イヤホン。寝転がりながら使う雑イヤホンを買い換えようとチョイス。

ただ筐体が細長なので寝転がると物理的に耳にグサッと来ます。

finalはE3000、Adagio III、Piano Forte Iと所有してますが、全部ちゃんと特徴が違いますね。そうなるとE2000とE4000も気になってくる。

 

E3000と比べるとロー感は少なく、ハイが刺さるような感じ。

音量上げて明瞭に聴くよりかは抑えめにして適当に使うのにちょうどいい。価格も高くないけどfinalの音は出てるのでとりあえず聞いてみるのには向いてるとは思います。

E3000に限らず、finalはローのブーストの仕方が良く、なおかつハイの明瞭さが売りだと思うため、E1000から徐々にコレクションしていけば、好みのロー感も掴めるのではなかろうかと。

ちょっといいイヤホン買うにはfinalはちょうどいいですね。

好みのサウンドかというと別に可もなく不可もなく。

 

 

SHURE SE215 SPE Green

 

9月1日に新発売された新色。

とはいえ、SE215は元々好きなこともあって無印クリアとスペシャルエディション(SPE)ブルーは持っています。

 

サウンドSHUREだし慣れてるSE215だし問題ないだろうと、新色に釣られて買いましたが、いままで自分が使ってきたものに比べてちょっと違和感。

定位感がぼやけて、高音の出方がなにかおかしいと思い、ケーブルを抜いてみると簡単にスポッと抜けて唖然。

ケーブルをあれこれ差し替えたり別のse215とも比較してみた結果、おそらく本体側のmmcx受け部分が他の個体と比べて弱め。

定位感のブレ方は丸2日エージングしておいたらかなりマシになりました。

高音の出方もケーブルを抜き差ししてる間に治ったので、+の配線が刺しきってなかったんだろうなと予想。

しばらく使ってスポスポ抜けるようなら交換に出そうかなと思っているところです。

 

サウンドはse215とse215SPEで差はあります。

クリアに上から下まで聞こえるのは無印、ミッドローが包むように鳴るのがSPEという印象。

ダイナミックドライバー一発なので、分離感やウルトラローの鳴りなどはそこまでないです。

自分はその辺が変に分離してるのが苦手なのでBAドライバーを避けてますが、実際se846とかも日常使いして慣れちゃえば戻れなくなるんだろうなーくらいには思ってます。se315は全然慣れなくて箱の中で眠ってますが。

 

そういえばAONIC215は持ってないので次買うならAONICの黒ですかね。カラバリ制覇まではしたくないけどでも欲しい。

 

 

 

 

 

総評

ヘッドホンに関しては、これまでリスニング/モニター用途で選んでましたが、そこにDJ用途が加わって開拓しはじめた感じです。

現場に出るようなことは今のところなさげですが、実際現場に持っていくなら頑丈なHD25を巾着袋にでもいれて鞄にポイっとするかな。

お家DJをするときはSMB-02でCUE取って遊んでます。4400はどう使うか考えてない。

 

全部の用途で満足できるのは現状SRH1840です。2019年に購入してからなんだかんだ4年経過してるので結構ガタは来てますが、まだまだ現役。壊れるまでは自分の中でスタンダードです。

SENNHEISERのHD650をさらっと視聴した際、1840にだいぶ近い雰囲気を感じたので、HD600、HD650、HD660はそのうち店舗で聴き比べとかしたいなーと思ってます。

あとは密閉型でこれ!ってやつに出会えればいいんですが、これが難しい。

SRH840Aも悪くないんですが、SHUREはヘッドバンドに難点抱えがちなので…。

 

イヤホンは家で使うこともあまりなく、布団に入って使うくらいなので、se215で寝落ちて密閉性が良いだけに耳の中痛めたらやだなーと、そこまでガッツリ使う用途はない…。

とはいえ持ってればイヤーピース違いでセッティングしておいて聴き比べできるので良し。

外出時はSHUREBluetooth mmcxケーブルにse215のクリア、final E3000、SONYの安いやつを持ち歩いて気分で使い分けてます。SONYのはマイクついてるので電話用。

se215グリーンのぐらつき問題をどうにかしたらクリアと入れ替えようかな~とも。

 

 

まだまだオーディオは深いです。デファクトスタンダードと業界的なスタンダードと自分の中でのスタンダードに乖離がある分なかなか納得できるものに出会えず。あと値上がりも辛いところ。