自分のオーディオ環境にJBL 1Series104(旧型)を導入し、ONKYO CR-U3を売却。
これによってBluetoothの再生環境がなくなって3年半経ちましたが、PC付けるほどでもないけれど音楽流しておきたいな~という時に都度JBLのAUX INに有線でスマホから接続するのが手間になってきたため、Bluetooth搭載アンプを導入しようかなと時々思ってました。
一方で、サンレコ読んでたり、マスタリングエンジニアのスタジオ訪問などを見ると民生機器リファレンス用のスモールモニターにVictorのWood Coneスピーカーを度々見るのが気になって、欲しいな~とぼんやり思ってました。
この二つのぼんやりニーズを一気に解決したろと、ヤフオクでウッドコーンスピーカーを見ていたところ、専用スタンド付きの中古品がそこそこの価格で出てたため、ついぽちっと。
パッシブスピーカーを駆動するパワーアンプは手持ちにないため、アンプも最近流行りの中華オーディオメーカーを比較して、最終的にFosi AudioのMC101をチョイス。決め手はVUメーターおしゃれだなーという安直チョイス。最終的に微妙な結果にはなりましたが、当初やりたかったことはできたのでまぁいっかという感じ。
Victor WOOD CONEスピーカー
ヤフオクで購入した中古のウッドコーンスピーカーはVictor EX-A3の付属スピーカーでした。
2007年発売のモデルで、スピーカーユニットは9cm。40Wの4Ω。
中古相場でみると、スタンドなしくらいの価格で落とせました。スタンド分お得。買取の相場は1000円くらいらしいですが…。
現行だと上位モデルEX-HR10000と標準モデルEX-HR99どちらも9cmユニットなので、標準的ならいいかなーという感じで結果オーライ。
バスレフの位置が違ったり仕様も色々と違ったりはしますが、下位グレードのアンプ一体型モデル、EX-D6は8.5cmユニット、EX‐DM10は6cmユニットなのでそれに比べたらまだ低音の出方も無理なく出せるだろうという判断で。
Fosi Audio MC101
アンプは当初CLASSICPROのDCP30 miniあたりにでもしようかとも思いましたが、スピーカー側がバナナプラグ対応なので、どうせならアンプ側もバナナプラグ対応のそれなりのものにしようかなと却下。
とはいえ国産の高級アンプを買う余裕まではなかったので、中華メーカーから選ぶことにし色々比較してみました。
LEPY、TOPPING、AIYAMA、S.M.S.L、FX-AUDIOなど中華オーディオメーカーの人気ぶりとその品質の評判はなかなかのものです。(FX-AUDIOは出元は国内でちょっと違うけど)
各メーカーで色々差別化競争してて面白いですね。
今回アンプのチョイスに当たって条件にしたのは
・有線/無線どちらも使える
・バナナプラグ対応
・簡易的でもEQ付き
・真空管はいらない
・如何にも中華っぽい派手でビカビカしてるのはちょっと…
といった感じで見ていって、その中でも最近DACの「SK02」で人気が出てそうなFosi Audioから選ぶことにしました。SK02はESSのDAチップ乗っててお買い得だなーと注目してましたが、速攻売り切れてましたね…。
適当な横流しチップではなく、ちゃんと型落ちでもESSなどのチップを乗せてスペック公開してるあたり、多少は信用できるんじゃないかな、という判断です。
最終的にMC101とBT20A Proの二択になり比較。
基本的なコントロールはあまり変わらず、VUメーターの有無と、RCAとの切り替えをスイッチで行うかどうか、出力W数の違いが焦点です。
流石に40Wのスピーカーに300Wぶっこむのもなぁとなり、100WのMC101に。あとVUメーター意味なくてもかっこいいし。
実際VUメーターが0VU=+4dBmになってるかどうか仕様がわからないので、あくまでも見た目。
BT20Aはオペアンプの交換を容易にしてますよという売り文句もあり、NE5532を標準に、ミューズやバーブラウンへの交換を推奨していたりします。
MC101はTPA3116が標準。交換できるかは不明。
ただ自分はそこまでいじるかというとめんどくさいしオペアンプ収集し始めたら大変なことになるのが目に見えるので、どっちでもいいやという感じ。
注文後に、リモコンで電源ON/OFFできるやつでもよかったかな、とも思いましたが時すでに遅し。
その他アクセサリー
配線は手持ちのベルデン8460を75cm×2使用。ちょうど余ってたので。
バナナプラグはなんとなくNAGAOKAのものにしました。今年頭に発売したらしいですね。簡単に組めてかつ精神安定上国産メーカーならそれでいいやチョイス。
ただ自分がアホなのもあって、1セットしか注文しておらず、スピーカー1本分しか作れませんでした。速攻もう1セット購入。そら4本で1本分だよねそうだよね…。
色々届いて…
真っ先に届いたのはFosi Audio MC101でしたが、EQのポテンションメーターが限界値を超えてぐるぐると回転してしまい、初期不良品でした。
メーカーに問い合わせしたところ、「ポテンションメーターを送るから自分ではんだ付けしてくれないか?」と言われたため、「嫌どす」と返し、「じゃあもうちっと割引したげるから再購入してくれや」とやり取りの末、値引きしてくれるならしゃーない許したろ、という感じに。
この時点でスピーカーはないものの、VUメーターの動き方はどんなもんかなーとテストで動かし、Bluetoothでの出力は限界の上でボリュームを3時くらいまで上げないとまともに動いてくれないな~とやや残念な気持ちに。
スピーカーアウトの先にアッテネーターでも付ければいい感じの音量でうねうね動いてくれるとは思いますが、そんなお金はかけたくない。
次に届いたのはバナナプラグ。4個1セットなので1ペアしか作れず速攻もう1セット追加購入。
この記事の下書きを書きながらMC101の海外レビュー記事を見ていたところ、Bluetooth5.3には対応しつつも、Apt-Xなどのコーデックには対応しておらず、SBCまたはAAC接続とオーディオ向けの無線接続はしないことが判明。ただこれはBT20Aも同様。
とはいえ、Apt-XよりもAACのほうがビットレートは下がるものの接続強度の問題で音質的には上といった話もあったりするので、まぁいっかと諦め。
そうなると、AIYIMA A08 PROが似たスペックでありながら上位と捉えることもできるなと思ったり。VUメーターも付いてるし。
こっちはこっちで300Wも使わないって話にはなりますが。
翌日、スピーカー、新しいアンプ、追加のバナナプラグと全て揃い、状態を確認。
アンプは今度こそ問題なし。ケーブルも作りいざテスト。
問題なく音の出力も確認したものの、今度はスピーカーのインプット部分の受け皿が割れてました。
ヤフオクで確認すると、商品説明に記載はないものの、割れてる写真も乗せており、ゴネてもめんどくさいなーと見なかったことに。
ささっと分解して適当にエポパテを盛って補強して修理終了。
レコード用に持ってた除電ブラシやらエアブロアーで掃除して今度こそ設置。
無事ラックに(無理やり)収まった pic.twitter.com/q0Jk5Sgljl
— あかね (@hoshiimo_akane) 2024年4月25日
掃除やら整理やら、裏側の物の処理は後でやるとして…。
さくっと視聴した感想は、サイズの割にはちゃんとベース出るな~といった感じ。
質感はパナ◯ニックのコスパ良いイヤホンに似てるなと。
確かに民生品リファレンスとしては標準的な確認として使える音だと思いました。
比較してしまうと過去使ってたONKYO CR-U3は低音抜けが悪かったかなと思い出しつつ。
現状自分の部屋にはJBL 1Series104にFostex PM0.4dとスピーカー6本体制になりました。
なんだかんだ一番気に入ってるのはFostexです。自分としてはバランスの良い出力をしてくれるので、メインのJBLと交代したいくらい。交代するとしたらPM0.4dの電源が裏なので別途スイッチ挟むのと、ミキサー追加で買ったりする必要があるので非常にめんどくさい。
今度出るNF06が気になってますが、果たしていくらくらいになるやら…。パッシブらしいので、メーカー推奨アンプがどうなるかなども注目してます。
〜しばらく使用して〜
VUメーターのライトがわりと眩しくて、部屋暗くするとまぁまぁまぶしい…
Bluetooth接続だと曲の転換時にラグが生まれて冒頭一秒くらいはすっ飛ぶ。
設置位置の問題もあれど、割と消える帯域があるのでEQで補完しつつ使ってるものの、やっぱそれでもウィークポイントはあったり。
とりあえずネガティブなのはそのくらいで、適当に聴く分には割と満足しとります。
とはいえ、アンプは変えたいなーとも。気分と懐事情次第。
⇩MC101の参考に見てた海外のレビュー⇩