今回はギター改造記事です。
高校時代、当時の同級生がギターを買ったものの3ヶ月で挫折し、3千円ぐらいで貰ったアリアの廉価ギターLegendシリーズのストラトキャスターモデルです。
このギターをAli Expressで売ってる中華パーツでどれくらい変えられるかなというのが今回の試み。予算は5千円。
とりあえず元の状態はこんな感じです。
【全体】ボディに貼ったステッカーが絶妙にダサい。好きなだけで貼りました。
ストラップピンはロックピンに変更済み。
【ヘッド】なぜか通常のLegendとは異なり、ヘッドロゴが黒ではなくパール柄です。なぜ?
【ヘッド裏】元々シリアルナンバーが貼られていましたが速攻剥がれました。
【ブリッジ】トレモロユニットは遊びまくって自分でねじ山潰しました。今はストローを挟んで無理やりアームを付けてます。
【ボディ裏】大体カバー外しますよね。弦外すとき邪魔だし。
なぜかスプリングをミュートしてます。意味あるのか。
【ネック裏】変色しては削ってを繰り返してます。
おそらく材は、指板:テックウッド、ネック:メイプル、ボディ:バスウッドじゃないかと思います。合板じゃないだけいいギターですね。
これをテキトーに中華パーツ達で「ダサく」仕上げていきたいと思います。どうせハードオフで売っても500円査定だろうし、売るくらいなら捨てる勢いで。
まずは見た目から。ピックアップカバーとノブを交換してよりダサくしようと、オレンジ色のものを購入。333円。
白ピックガードにオレンジだと微妙かなと思い黒ピックガードも購入。386円。
オタクは黒とオレンジの組み合わせに弱い。
ヘッドのテンションリテーナーもモダン仕様のがあったので購入。219円。
トレモロユニットを交換しないとまともにアームプレイもできないので、ウィルキンソンのトレモロユニットを買いました。2,042円。
ついでにローラーサドルだとどう違うのか気になったので購入。503円。
リアピックアップをシングルサイズハムバッカーピックアップに変えてみたかったので購入。550円。
シングルサイズハムバッカーピックアップは値段差が結構あり、色々なストアから出品されてましたが、画像で見た感じ一番ちゃんとしてそうだったのでこれ。買った後にノーブランドではなくWilkinsonのほうが良かったかなとちょっと後悔。
ここまで合計4,033円。後は届いてから足りないものを購入するために余らせました。
ホームセンターで、ピックガード用に10mmのステンレスネジを購入、128円。
ピックガードのネジ錆びてるの個人的にあんまり好きじゃないので大体ステンレスネジに交換しちゃいます。
シングルサイズハムバッカーピックアップの配線に6p on-onスイッチを使うのでストックから1つ使用。秋月で100円。
ポッドはまだまだ使えるので交換しませんが、ジャックくらいは交換しとこうと思います。スイッチクラフトの「11」。余ってたやつ。サウンドハウスで260円。
配線は手をつけるところはなるべく交換します。使うのはBELDEN#8053とカナレL-2B2ATを適所かな~と思うところに。あちこちで買って購入価格も忘れてるので300円くらいってことで。
コンデンサーも元々付いてるものが効きが強いので交換。秋月で20円。
この時点で合計価格は4,841円。ギリギリ。
色々届いた。だっせぇ pic.twitter.com/Wz7IvsYuqj
— あかね (@smoke_akane) 2021年6月7日
そんな感じで改造開始。
ピックガード、フレット数違うの買っちゃってた…
— あかね (@smoke_akane) 2021年6月7日
白でいきます pic.twitter.com/GpewLeBTlc
早速頓挫。さらに追い打ちをかけるように…
フロントぴったり合うのにセンター合わねぇ… pic.twitter.com/Zl7rIJO3mr
— あかね (@smoke_akane) 2021年6月7日
全カバーの弦間が違い過ぎてそりゃ合わんわ…ゴミじゃん… pic.twitter.com/o6mCdrKgzN
— あかね (@smoke_akane) 2021年6月7日
ピックアップカバーもダメでした。結局見た目の変更はできず。
一番変化出て面白くなると思ったんですが、このあたりは当たりを引かないとダメですね。
配線作業の前にブリッジ交換。
元々ついてたやつ。薄いですねぇ。
見事にアームのネジ穴がない。コマは使おうと思えば使えます。
で、新しいブリッジ。届いたばかりの写真を撮り忘れた。
元々は平型のブリッジサドルがついてましたが、ローラーサドルに変更。凸凹してるのダサいですね。
⇩元々ついてた平型サドル
地味に嬉しいのがアームがネジ式から押し込み式に変わったこと。これでブリッジブロック壊すことはなくなる…はず。(上が元々のやつ、下がウィルキンソン)
で、配線作業。集中して一気に片付けたので経過写真はなし。
できたー
— あかね (@smoke_akane) 2021年6月7日
スイッチ付けて直列並列変更できるようにしたけど穴あけめんどくさいから並列にしてサーキット内にポイ投げしとく pic.twitter.com/6mJO7vL39N
ブリッジ交換してリアハムになっただけに見える… pic.twitter.com/TxKRVWhMPQ
— あかね (@smoke_akane) 2021年6月7日
実際ブリッジ交換とPU交換くらいです。
で、6p on-onスイッチでシリーズ/パラレルを切り替えできるようにしたのですが、パラレルの音量が小さくて使い物にはならないなと判断し、スイッチ外してシリーズで配線をまとめました。
バラしてて意外だったのがボディのザグリがお弁当箱じゃなくてしっかりとPU毎のザグリなんですよね。流石に導電処理まではされていないとはいえ廉価でもアリアらしくこだわるところはこだわる。素敵~。
要修整箇所はあれど一旦完成〜 pic.twitter.com/LcPtMv08d1
— あかね (@smoke_akane) 2021年6月7日
ここで体力切れ。翌々日(今日)に作業再開。
実は今日の作業これだけ(コンデンサー) pic.twitter.com/nkViayX4Cu
— あかね (@smoke_akane) 2021年6月10日
そんな感じでコンデンサーを交換してちょっと配線まとめて完成。元々の配線からしてFenderやダンカン等が推奨してる配線回路とは違うので、なんとも言い難い。
完成後はこんな感じ。
【全体】見た目の変化はリアPUくらいしかないですね。あとなんかステッカー増えてます。トライバルのファイアーパターンのステッカー。1枚100円。
【ヘッド】テンションピンがローラータイプに変わりました。あとは掃除した程度。
Legendのロゴ消してトライバルステッカー貼ろうかなとも思ったのですが、あえて残す方向に。金かけて改造してるのに結局アリアのLegendかよ!っていうのが面白いかなと。(本音はロゴ部分のクリア塗装落とすのめんどくさかっただけ。)
【ボディ】ブリッジとリアPUの他に、トーンの回路を少しいじりました。
Ibanezから出てるアンディ・ティモンズのストラトタイプのシグネイチャーモデルがボリューム・フロント&センタートーン・リアトーンというコントロールなのを見て真似てみました。
【ボディ裏】元々のスプリング2つ、ウィルキンソンのスプリング2つで4つにしました。フローティングブリッジのセッティングはベタ付け。
ネジ穴空いてるのもあれなのでなんかカバーつくって取り付けたいですね。
【ネック裏】ステッカー余ったのでこっちにも貼っておきました。+100円。
【おまけ】元々黒のアーニーボールストラップでしたがバンアパ荒井さんがグレー使ってるのみてグレー買いました。+500円。
割とこの個体は廉価ブランドなのにフロントPUの音が結構太くて気に入ってたので、そこはあまりいじらず、細すぎるリアの音を補強するという点では大成功。500円ピックアップの割に割といい感じでした。
コンデンサー交換も結構効果ありました。ただポッドが割と寿命近いなぁという感じ。
次いじる時はスイッチとポッドも交換して、配線もちゃんとした形に組みたいです。
ウィルキンソンのブリッジはかなりいい感じ。特にトレモロブロックがしっかりしてていい感じ。ただアームの深さが結構深くて揺らせる幅が短いなーという印象。
フローティングブリッジなので半音落ちないと嫌だとかということもないのでまぁいっかーくらいです。
ローラーサドルとローラーテンションピンでチューニング安定するかなと思いましたがそんなことはなく普通に20分くらい遊んでたらチューニングズレます。流石にいいペグは高いのでペグ交換までする気はないです。
最終的にかかった金額はステッカーとストラップ代が増えて5,541円。見事に予算オーバー。
黒ピックガードとオレンジの不良品ピックアップケース等々割と余っちゃいました。使い道もないのでハードオフにぶん投げますかね…。
他に改造するとして、なんとなく舟形のジャックが好みじゃないというので、サイドジャック化も検討中。とはいえ元々の舟形ジャック位置にキルスイッチかなんかを設置するのは有りかな~と思う反面、穴あけの工具買って、色々計測して配線穴考えて云々がめんどくさい。
魔改造ギターらしくレリック加工とか色々したいですね。今後の目標。
まだまだいじりたいLegendストラト。今度は何をしようかな。