リフィニッシュ Seymour Duncanジャズベース

かれこれ2年以上前になるのですが…。

知人から譲ってもらったジャズベースをリフィニッシュした時の画像を整理したので、思い出しながらあれこれ書いてみようという投稿です。

 

素体はSeymour Duncanのジャズベースです。

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Seymour Duncanはピックアップのメーカーですが、一時期本体も作ってたらしいっす。

時期によってロゴが異なり、「Duncan」ロゴは優美音響の製造(80年代~90年代)、「Seymour Duncan」ロゴはESPの製造(90年代~2004年)のようです。どちらにせよ国産。デジマートで調べるとコスパヨシ!って感じで今でもそれなりに良い価格で取引されてますね。

この個体は推測ですが、型番はDJ-100、ボディはアルダー、ネックはメイプル、指板はローズウッドではないかと思われます。

当時の価格としては、Traditionalシリーズが9~15万、Professionalシリーズが20~30万らしいです。こいつはTraditionalシリーズ。

 

 

リフィニッシュをやることにした理由が裏面。

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元々ステッカーだらけで、それを剥がそうとしたのか彫刻刀でガシガシやられてました。私がやったわけではない。

ついでにサーキットも断線してて音は鳴りませんでした。

つまり、置物を貰ったわけです。

当時はチラ写りしてるHofnerしか持ってなかったので、

スラップの練習に使ってたくらいでした。

ピックアップ死んでてもまぁ新しいの買えばいいだろ、くらいの軽い気持ちでリフィニッシュをすることに。

 

まずはパーツをばらしていきます。

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この時点で木工用パテを盛れるようなところは盛っておきます。

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当時の職場の駐車場を作業場に、仕事後にやってました。

あの頃の仕事は忙しかったけど楽しかった…。

 

最初は紙やすりでガシガシ。1時間ほどで疲れてオービタルサンダーをレンタルして一気に片付けます。

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水研ぎしながら下地まで削っていきます。

木工用パテをまた盛って、削って、盛って、削ってを何回か繰り返して素体を完成させます。

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乾燥を待つ間にフレットをコンパウンドで磨いておきます。

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ピックアップが断線してないか、なども調べておきます。生きてた。

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抵抗値的にピックアップはSJB-1だと思われます。

 

塗装ですが、下記のような塗装を行いました。

 

|  ラッカークリアー

|  シーラー

|  ステイン+との粉

|  ボディ

 

なるべく手間なく、ついでにシースルーにしようとしました。

オレンジのステインにとの粉混ぜて塗り塗り。

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塗ったら乾燥するまで待って、少し削ってまた塗ってを3回くらい繰り返し。

シーラー、ラッカークリアもなんども塗り重ねて、1週間程度かけて地道に塗装していきます。

 

その間に配線を済ませます。

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実はこの時はんだ付け初挑戦。

初挑戦の癖にターボもつけようとしてこのぐちゃぐちゃ具合になりました。

当時参考にしたのが下記リンク。

https://www.seymourduncan.com/resources/pickup/wiring-diagrams

Seymour Duncanが公開してる配線見本です。

「Jazz Bass 2Volume (Push/Pull for Series Parallel) 1Tone」で組み立ててます。

このサイト色んな配線パターン、改造方法を公開してるので参考になります。

 

この後このサーキットは2年間に5回は改造されます。

今はもっとシンプルにキレイな配線で、普通の2Vol 1Toneになってます。

 

で、ボディとサーキットが揃い組み立てとなりますが、ついでにシールディングを行います。

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銅テープを貼りまくって、全てがしっかりアースとなるよう接続していきます。

銅テープは直接はんだ付けできるので便利ですね。

 

組み立てをして完成。

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壊れているパーツ等はすべて交換をしていたので意外と高くつきました。

ペグを新品にしたり、そもそも持ってないはんだこてを買ったり。

最終的に2万円くらいかかったようです。一応購入金額のリスト残ってた。

 

 

現在は更にパーツ交換と改造をしていますが、写真撮るのが面倒なのでまたいずれ。

 

 

シースルーは塗装工程としては楽なんですが、色ムラができやすいのと、そもそもの木材の木目がキレイじゃないと映えません。

なのでステインを重ね塗りして遠目では見えないようにしたのですが、爪で強くやると削れるようになってしまったため、今現在レリックっぽくなってしまってます。

プライマーを使う塗装の方が見た目は良い。

このベースが他の誰かに渡ることはもうないんじゃないかなぁと思ってるので、レリックになるならそれはそれでまぁいいや、って感じです。

 

サウンドとしてはふつーのジャズベです。

少し中音域に特徴があるかな?程度。比較対象がないのでなんとも言えないですが。

 

もし今リフィニッシュをやるなら、プレシジョンベースかムスタングベースでやりたいですね。スプリットピックアップのベースが欲しい。あとフレットレスもほしい。

 

 

 

 

オレンジにしたのは、スケッチショウのLIVE映像で細野晴臣さんが弾いてるオレンジのムスタングがかっこよかったんです。それだけの理由。


YMO/SKETCH SHOW-GRADATED GRAY-2003