rei harakami / Discographyとライブ機材

先日、星野源のおんがくこうろんでもピックアップされたrei harakamiについて覚え書き程度に。

 

自分はリアルタイム世代ではなく、高校生の頃に狂ったように聴いてた『Ex Machina』のオリジナル・サウンドトラックで名前を知っていた程度。

 

 

アルバムをちゃんと聞いたのは今年の10月頃。ほんとについ最近。eaterの音源をSpotifyでかけてると、その後に自動でおすすめトラックに流され、『Unrest』に飛ぶことが多く気になってディグっていたところでした。

全CD買うか~となった時におんがくこうろんでピックアップされ、中古市場からCDが見事に消えました。のんびり見つけ次第集めます…。

 

で、現在再販版が「Rings」から出ていますが、収録曲で気になったのでディスコグラフィーをまとめながら書いてみようという記事です。おまけでライブ映像を見ててわかったことやら。

 

 

参考/ Rei Harakami | ディスコグラフィー | Discogs

 

まずはメインとなる8アルバムと新譜。

 

『Unrest』1997年

1stはジャケットが3種類あり、1997年オリジナル(MKCS-1007)、2005年リマスター盤(IDCS-1018)、2015年Rings盤(RINC013)で異なります。

リマスター盤で「AfterBonus」が追加。

Rei Harakami EP』の全トラック収録。

 

 

『Opa*q』1999年

1997年オリジナル(MKCS-1019)、2005年リマスター盤(IDCS-1019)、2015年Rings盤(RINC007)。

リマスター盤で、「299ml (Gu-nu)」「Schw Schw」が追加。

『November EP』の全トラック収録。

 

 

『Red Curb』2001年

2001年オリジナル、2015年Rings盤。

追加トラックはなし。

『Blind / Swap EP』から「Cape」収録。

 

 

『Trace Of Red Curb』2001年

2001年オリジナル。2015年Rings盤。

 

 

『lust』2005年

2005年オリジナル。2015年Rings盤。

『Joy For Joy』から「joy」収録。

 

 

『暗やみの色』2006年

2006年オリジナル。2015年Rings盤。

 

 

『わすれもの』2006年

2006年オリジナル。2015年Rings盤。

『Joy For Joy』から「Robe」が「おむかえ」として収録。

『Evaporator』の全トラック収録。

 

 

天然コケッコー OST』2007年

2007年オリジナル。2015年Rings盤(完全盤)。

完全版には、くるり「言葉はさんかく こころは四角」収録。

 

 

『広い世界とせまい世界』2021年

デビュー以前の音源。

 

 

 

 

ここまでの音源はRings・ディスクユニオンから発売されているため入手は容易です。

ただここからの音源が難しい…。

 

コンピレーションアルバム

『あさげ Selected Re-Mix & Re-Arrangement Works / 1』

 現状オリジナル盤のみ。

 EP『Red Curb Again』から「Red Curb Again」収録。

 『ブギーポップは笑わない OST』から「Pone」収録。

 

『ゆうげ Selected Re-Mix & Re-Arrangement Works / 2』

現状オリジナル盤のみ。

 

EP(vinyl)

上記で、CDに収録されていないトラックがあるEPは下記の通り。

『Blind / Swap EP』2000年

 「Cream」「Wrest」「Schw」

『Red Curb Again』2001年

 「Led Curve」

『Joy For Joy』2005年

 「After Next Joy」

 

配信限定

調べている中で、lustのボーナストラックとして「After Next Joy」、わすれもののボーナストラックとして「にじぞう・ミニ」といったトラックがiTunesから配信されていたようですが、Ringsからの再発時に権利が動いたため、現在入手は困難。

 

 

冒頭の『Ex Machina OST』に「Test Tube」、『Pacific State』に「Device Versa」、サブライムのコンピレーションなど、提供曲もまだまだ。

このあたりはWikipediaが詳しいですね。

レイ・ハラカミ - Wikipedia

 

Sound&Recording magazine 2007年12月号でのディレイ特集で特典CDにディレイサンプルトラックを提供。

企業への提供曲に、テレビ朝日のオープニング/クロージングなど。

DOMMUNEでのピアノ演奏なども含めたらまだまだ現状聴けない音源はたくさん。

 

その他、yanokamiU-zhaanとの共作、各種リミックス音源等々ありますが省略。

 

 

まだまだ再発が望まれているトラックが多いなぁと思い、まとめてみました。

再度注目を集めているなかで、Ringsが頑張ってまとめてもう一枚作ってくれないものか…と思うばかり。

 

DAXがライブ映像を公開してくれているのはありがたいですね。名物の喋りは入ってないですが…。


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DJ FunnelによるDJMIXもなかなかの聴き応え。


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当時の細野さんのラジオへの出演、NHKライブ等ブートレッグ的に流出しているのも地味にありがたい。流石にリンクは貼らないですが。

 

ここから機材の話。

 

星野源のおんがくこうろんでもフューチャーされた「EZ Vision」と「SC-88PRO」による作曲も注目ポイントですが、一方でライブではミキサーしかいじってません。

ROLANDのVS-2000CDを机に置いて、アウトからはDIを通してPA卓へ。おそらくこれだけ。

あとはタバコと灰皿とタオルとお酒が機材扱いならそのあたり。

 

トラックをどうわけているかは流石にわかりませんが、ディレイのライブ・ダブ・ミックスについてはサンレコにヒントが。

原本が手に入ったわけでもなく、ちゃんと読めているわけではないので、Google画像検索でひっかかった画像を読み解くしかなかったのですが、わかったこととしては、ハチプロからOUTされた時点で既に一定のディレイはかけてあり、そこからVS-2000CDに収録。

ライブではそれを再生しつつ、VS-2000CDの内蔵ディレイをかけた音を別トラックにAUXセンド。そのトラック自体に更にポストフェーダーで同じ内臓ディレイをAUXセンドする、との記載。

 

 

実際に自分のMackieのミキサーで似たようなことをやってみると、いわゆる「No-Input Mixing Board」的な、ディレイのフィードバックループでそれっぽい音になりました。

タイミングも操作もめちゃくちゃシビア+実際にrei harakamiの音源でやると、当たり前ですがまとまった2chでしかできないので、ライブの再現は諦め早々に「No-Input Mixing Board」で遊びました。(?)

 

もう少し手を加えたらもっと変なサウンド作れるな~と一つ学びました。流石にチャンネル数の少ないDJミキサーとかではできない芸当ですね。

 

 

まとめると、Rings頑張れめっちゃ頑張れ!、ライブ機材結構いかついことやってた。のふたつです。

 

あと名前の表記、「rei harakami」と「Rei Harakami」どっちが正しいんでしょうね。本人亡き今それを尋ねることはできませんが…。