とりあえず書きたいネタがレス・クレイプールに関するベース本体についてのことなんですが、基礎情報と僕のおすすめしたい情報をさらっとまとめて、その後ベースのお話。
ただR6Sやりながら合間合間で書いてるので文章散漫だったり、後で書き足したりするかも。
~~~~~~~~~~
Les Claypool(レス・クレイプール)はPRIMUSのフロントマンで変態ベースプレイヤーとして(主に変態ベーシストに)知られています。
Primus - "Tommy The Cat" - Bonnaroo 2011 (Official Video) | Bonnaroo365
日本国内だとCDの流通量が低い+廃盤になっていることもあり、個人的にCDショップや中古レコード店に行っても数店回って1枚見つけるくらいの感覚です。もっと認知されて。
特徴的なこだわり抜かれたスラップのリフレインはどの楽曲でも秀逸です。
入門は"Tommy the cat"、発展して”Electric Grapevine”、トドメに"The Awakening"を聞いたら後はCD集めに都内を駆け巡ってください。
"The Awakening"に関してはPRIMUSの楽曲ではなくソロ名義で出したアルバムに収録されています。よくTommy the catにさらっと織り交ぜたりします。かっこいい。
PRIMUSとソロ以外にも色々とやっていて、これまた変態のギタリストバケットヘッドと組んだり、ショーン・レノンとThe Claypool Lennon Delirium名義で2枚のアルバムをリリースしたりほかにも。
その中でも一番のおすすめはOysterheadです。👍
メンバーはPhishのトレイ・アナスタシオにThe Policeのスチュワート・コープランド。メンバーの時点でえげつないです。トレイかわいいよ。コープランドかっこいいよ。レスは、うん。
Oysterhead live at Bonnaroo 2006
上の動画はスチュワート・コープランドがあげてる動画です。
結成当時のライブ映像はなぜかニコニコ動画にあったりします。
2003年に結成してアルバムを1枚リリースして、2006年に再結成して、2020年に再結成です。
2020年の再結成は、コロラドで2日間ライブが行われたのですが、つべのいわゆる隠し撮り的な動画だけでもめちゃくちゃ凄い。あえて貼らないですが。
新型コロナの影響もありその後のライブは行われていないのが残念…。
全曲素晴らしい出来なのですが、個人的に"Army's On Ecstasy"はド直球で好みです。謎の日本語コーラスも好き。
~~~~~~~~~
で、ここからベースのお話。
レスの使用しているベースですが、初期~2000年代までは伝説的なルシアーの「カールトンプソン」のベースを使用していました。
カールトンプソンのHPにレスの使用するベースがまとめられているので、そちらも参照してください。
https://ctbasses.com/players/les-claypool
メインはウォルナットをベースにした4弦1ハムバッカーのベース。
スペック
・4弦(32インチ)29フレット
・ピックアップはEMGの35DC(ハムバッカー)
・コントロール1Vol+Bass+Treble(EMG BTS Control)
・ブリッジはケーラー製のトレモロアームユニット
・ボディ:ウォルナット&マホガニー 指板:不明
ヘッドは一度折れたのか再接着がなされ、そこにラッシュのゲディ・リーのサインがされているとか。
そしてもう一本、いくつかの曲によって使用している、通称「レインボーベース」。
スペック
・6弦フレットレス(!)
EMG製のシングルピックアップらしいですが、詳細は不明です。(Jシリーズ?35シリーズ?)
コントロール類もおそらくBTSが使われてるのだと思われますが、不明です。
ただ、このベースは複数の材を貼り重ね、見事な工芸的作品に仕上がっていることから、カールトンプソンの名前を大きく広げる一因になりました。
(それのせいもあってレインボーベースを作ることがストレスだったとかなんとか?)
どこかで35インチスケールだとか、36インチスケールだとかという紹介を見たような気がしますがソースが出てこないので曖昧です。
この他にもバックアップやサブ機として
・メイプルベース(4弦)
・エボニーベース(4弦)
・メイプルベース(6弦フレッテッド)
・ピッコロベース
・ウォルナットレプリカ(4弦)
がカールトンプソンで制作されたようです。それぞれのスペックはカールトンプソンのHPで確認できます。
~~~~~~~~~~
次に2010年代以降、現在まで使用しているベースです。
The Pachyderm Bassというルシアーのベースを使用しています。
http://www.pachydermbasses.com/index.php
ダンマロニーという方が制作しており、レスの高校の友人だそうです。
HP上では4種のベースを見ることができます。
それぞれモデルによって材が異なりますが、基本スペックとしては下記。
・4弦(32インチ)29フレット
・EMG PAピックアップ
・1Vol、1LEDControl
・ネックにはLEDのサイドポジションマーク
・ケーラー製トレモロ
・スパーゼル製ロックペグ
ただ最近だとここに1つ背の低いノブが追加されたものを使用しているため、もしかしたらToneあたりを追加したのかもしれません。
The Claypool Lennon Delirium - Easily Charmed By Fools (Live at The Current)
個人的に気になるベースはカールトンプソンよりも、こちらのPachydermベースの方が気になります。非常に現代的で、かつ民芸品のように美しく、サウンドは一級品。
メーカーから出ることはまずないものの、手にしてみたいベースです。
ライブによって様々な異なる材のものを使用しているため、このライブではこれを使っている、といったような楽しみ方もできますね。
~~~~~~~~~~
レス・クレイプールのベースは基本的に硬質な材木を用いて、ブリッジ寄りのハム一発というある意味潔い構成で、なおかつ多フレットで、おまけにケーラーのトレモロまで付けて…。バンドのメインになるためのベースの見本だと思います。
この他にも多々様々なベースを使用していますが、流石に文章量があれなのでこの辺にしておきます。
Fenderのジャズベとか、EKOのヴァイオリンベースとか、リゾネーターベースにピックアップ付けたものとか…
日本のTUNEやIbanezのベースも使用している(いた)ようです。Sailing the Seas of CheeseのレコーディングではTUNEの6弦が使われたとかなんとか。
流石にレスと同じベースを手にすることは困難ですが、スペックさえわかればオーダーメイドで似たものは作れるかな~と考えたりしてます。弾くより設計とか考える方が楽しい。Sagoあたりで作ると面白そうです。
ここから更にエフェクターやアンプまで調べるとかなり奥深いのがレス・クレイプールという人です。
The Claypool Lennon Deliriumのスタジオライブなどで足元のエフェクターを鮮明に見れたりするのですが、大きいしたくさんあるしで音作りの参考になります。
スラップして遊んでいたら人差し指に肉刺ができてしばらく痛くて弾けないのが辛い…。
~~~~~~~~~~
参考
・https://www.emgpickups.com/artist/index/view/id/67
・https://equipboard.com/pros/les-claypool
~~~~~~~~~~
最近EMGのYoutubeチャンネルからレスのインタビュー動画があがってますが翻訳ついてないのでよくわからない🤔
Les is More Part 1 "Deep Thoughts with Les Claypool" on EMGtv
ちなみにここまで書くのに3時間位かかりました。ゲーム7割。
どうぶつの森やって寝てまた仕事だぁ…